梅雨の不調について

梅雨に不調になる原因~水毒・湿邪~

■身体に余分な湿気が溜まる

梅雨のような季節は「水毒・湿邪」という体の中に余分な水気が溜まりやすい時期です。特に最近の『水をたくさん飲むブーム』によって、水分の過剰摂取が起きています。また、水分をたくさん摂ったからといって、血液がさらさらになるわけではありません。年配の方や本当に水分量をしっかりと摂らないといけない方には必要ですが、そもそも体がジメジメした水太りのような人までたくさん摂取すれば、水分が過剰になり水毒・湿邪の症状になってしまいます。

※ダイエットには水分をたっぷり…ただ水だけを摂っても代謝は上がりません。水分を摂りたくさん汗をかくことで代謝が上がり、老廃物が出ていきます。


■水毒・湿邪の症状

◉頭が重い
◉身体が重だるい
◉手足が重い
◉下痢・浮腫み・尿量の減少
◉胸やお腹がスッキリしない
◉残便感や残尿感

■水分摂取のポイント

本来、水分の摂取は生きるために必要な大切な行為です。呼吸や食事と同じで、健康のためにたくさん飲むものではありません。一人一人体質は違い、水を処理する腎臓の機能やデトックス能力には個人差があり、その体質に合わせた適切な飲み方があります。
適度に入れて適度に出すという事を忘れないでください。
1日〇リットルではなく、排出できる量に応じて水分摂取する事。


◉一度に大量の水分を摂らない(身体が一度に吸収できる水分量には限度があるため、こまめに補給する)
◉唾液を混ぜながら飲む(唾液には血液粘度調整作用や喉の渇きを癒す作用がある)
◉飲まなければ…ではなく、喉が渇いたら飲む
◉食事中ではなく食後に飲む(食べ物をしっかり噛んで食べるため)
◉常温もしくは人肌くらいの温度で飲む(胃腸を冷やさない、飲み過ぎないため)
◉寝る前と起床時はできるだけ飲む

■大切なのは

梅雨の不調を起こさないためには、適度な水分摂取身体を冷やさないしっかり汗をかける体作りを意識して生活していきましょう。