レイキを学ぶまでの道のり

レイキは怪しい?

これまで10年ほど、直傳靈氣とHemeraレイキ(西洋レイキ)を教えてきた中で、私自身には『レイキ=怪しい』という概念は全くありません。日頃から日常の中で自然に使っているし、困った時にはとにかく活躍してくれる素晴らしい人生の一部となっています。なので、レイキに対して全く怪しさも感じないし絶大な信頼を置いて伝えたり伝授しているので、怪しがったり怖がったり勘違いしている人を見ると、たまに一般的なレイキに対する見方の現状に衝撃を受けてしまうことがあります。

私がレイキを学ぶきっかけになったのは、医師である父が直傳靈氣の師範だったからなのですが、病院内でもレイキはもの凄く便利で、患者さんを診る上でも大変重宝していました。そんな父から日本の伝統であるレイキを学んだため、私は最初からレイキに対する偏見がありませんでした。

しかし、世間一般に目を向けたら、やはりよく分からないもの、怪しいもの、海外のもの?宗教?と思ってしまう方が多いのも理解は出来ます。


特に、ネットで「レイキ」を検索したことがある方は経験があると思いますが、あまりにも色々な情報が溢れていて、中にはレイキを怪しく感じさせたり怖がらせるような内容のものも数多く見受けられ、それだけでレイキから離れてしまった…という話も聞きます。


実際に私も「レイキ」をネットで検索して、どんなレイキがあるのかを調べたことがあります。私が調べただけでも、30個以上の協会や個人でのレイキが出てきました。内容を見てみると、本来のレイキではない独自の手法を盛り込んでいるところもあったり、特殊なエネルギーとうたっていたり、能力がある人にしかできないから私が能力を付与してあげます…とうたっているところなどもありました。

ビックリ…。


レイキを全く知らなくて、「さぁ!これから学ぶぞ!!」と思っている方にしたら、どうしていいのか分からなくなって、途中で投げ出してしまう事だってあるかもしれませんよね。。

そもそもレイキとは?

1922年(大正11年)、戦前の日本で『心身改善臼井靈氣療法』として生まれた伝統的な手当療法です。元々は治療として各家庭で活用されたり、日本の海軍や陸軍でも活用されていた家庭療法です。
臼井甕男先生が、悟りを開く修行を積む中で偶然にも靈氣による治癒効果を発見し、誰もが学べる形へと構築されました。なので、臼井先生は教祖様でもないし特殊な力を人々に授けて靈氣を使えるようにしていたわけでもありません。人が持つ本来の生命エネルギーを活性化し、きちんと使えるように体系づけてくださった方になります。


その日本で生まれた靈氣が1938年に高田ハワヨさんによってハワイに渡り、そこから欧米諸国へ爆発的に広がっていったのが、今世界的にも広く知られている『西洋レイキ』になります。


海外へ渡り、キリスト教文化の中で広く受け入れられたレイキは、日本で生まれた当時の形から変化し、スピリチュアル要素が加わったり、いろんな要素を組み込まれたレイキなども派生していきました。


海外に渡ったことによって、レイキはスピリチュアルなもの、特殊な力がある人にしかできないもの、そんな風に見られてしまうようになったわけですね。本来はあくまでも、私たちが持つ根源的な生命エネルギーをきちんと扱うことで、『自分を治す力を活性化させていく』という、持っている力をうまく使えるようにしていくのが靈氣なのです。

種類がありすぎて混乱する?

靈氣の伝統を変わらずに伝え続けている直傳靈氣とは違い、西洋レイキは決まった協会があるわけでもなく、誰かが統制しているわけでもなく、とても自由に広がっています。自分の持っている手技をプラスして新しいレイキを創っている方がいたり、学んだ内容をより落とし込んで独自のレイキにしている方がいたりもします。また、西洋レイキはその自由度から、自分独自の名前を付けて『〇〇レイキ』とすることが可能なので、これほどまでにたくさんのレイキが広がっています。(どの〇〇レイキも、直傳靈氣以外は全て西洋レイキです。)


『臼井式レイキ』という流派も存在しますが、元をたどればすべてのレイキが臼井先生から派生しているので、どれも臼井式であることに変わりはありません。西洋レイキは、その自由さゆえに本来のレイキとはかけ離れてしまっているレイキも見受けられますが、時代の変化に適応していくという多様性でもありますね。


なので、私の教えている西洋レイキも、伝統靈氣に受け継がれてきた大切な要素を盛り込み、スピリチュアル過ぎない本来のレイキをお伝えする『Hemeraレイキ』として伝授させていただいています。これは、直傳靈氣を教えている中で、レイキの神髄や本質がきちんと西洋レイキにも受け継がれていくべきだなと感じたからでもあります。


直傳靈氣、西洋レイキどちらも教えられるからこそ、どちらのレイキの素晴らしさも分かり、より正確にレイキをお伝えできるなと感じています。

レイキを習うのに大切なこと

さて、これまでにたくさんのレイキがあることをお話しましたが、じゃぁどこで学んだらいいの?と混乱してしまいますよね。一番お勧めするのは、実際にその先生にお会いしてみることです。肩書だけで、実はレイキを日常的にあまり使っていない方もいますし、資格だけを取得した…そこで習ったけど全然使えません。。とご相談に来る方もいます。

レイキは学ぶことは大切ですが、その後いかに日常的に使っていくかが大切になります。(レイキは使えば使っただけ出る量が増えてパワーアップするので)

・体験会を開催している
・練習会を毎月行っている
・レイキの質問に対してしっかりと答えられる
・感覚が合う

など、自分の中でしっくりくる方の下で学ぶことが大切です。
どのレイキを学ぶか?金額、効率で選ぶのではなく、どの先生から学ぶかが何よりも大事なことだなと思います。


直傳靈氣と西洋レイキ、どちらも教えられる先生の場合、レイキの神髄や本質をしっかりと理解している方がほとんどなので、一度お話を聞いてみるのも良いですよ♪